コブリス(提出用ファイル・民間工事・対象・金額・質問・義務・入力方法・マニフェスト)
「コブリス」とは、一般の方にはあまり馴染みがないかもしれません。
コブリスが関係あるのは、主に建設業の方や、民間工事に携わっている人たちでしょう。
現場では必ず資源が出るはずです。
工事が終わってもその資源を捨てず、再利用しようとする取り組みを促進するのが、コブリスです。
コブリスは義務化されているため、大企業ではもう導入が進んでいます。
ただし、小規模な会社ではまだコブリスの実体がよくわからず、導入していないところもあります…。
コブリスは建設副産物情報交換システム
建設副産物情報交換システムというと、なんだか難しく聞こえます。
もっと平たくいえば、コブリスは情報システムの名称で、物体や定義の名前ではありません。
建設工事に関わる資源を再資源化する法律によって義務付けられているシステムです。
担当者の記入の負担を軽くするため、電子形式で作成できるシステムが、コブリスというわけです。
建設リサイクル法の趣旨を受け、コブリスのシステムが開発されたといって
いいでしょう。
コブリスの特徴
コブリスに登録した工事や施設のデータを、一元管理できます。
データの安全性もコブリスで確保できるわけです。
コブリスの工事登録証明書もダウンロードできます。
コブリスには提出用ファイル作成が必要
コブリスでは提出用ファイルが必要です。
その提出用ファイルをどのように作るか?というのが問題です。
基本の形式はダウンロードできます。
コブリスには「建設副産物窓口担当者情報」というページがあります。
その画面にある「提出用ファイル」ボタンを選びましょう。
提出用ファイルの画面が出てきたら、検索条件を入れて検索します。
検索が終わったら、「提出用ファイル作成」ボタンを選択します。
全て終了したら保存ボタンを押します。
コブリスの登録の対象になる民間工事とは?
コブリスに登録しなければいけないのは、全工事ではありません。
下記の条件にあてはまる工事が、コブリスに登録します。
- 副産物を搬出する
- 契約担当者から登録の依頼があった
- 再生可能な資材を使う
- 請負金額が500万以上になる
- 仕様書の表示に「建設リサイクル法対象工事」と記載されている上記にあてはまっていれば、コブリスに登録しましょう。
コブリスのマニフェスト伝票とは?
産業廃棄物の処理を頼む場合に必要なのが、マニフェスト伝票です。
廃棄物処理法が義務付けています。
マニフェストシステムは、排出事業者が産業廃棄物の形や数、姿、委託先の収集運搬業者、委託先の業者名や、処分の場所、注意事項をマニフェスト伝票に記載します。
その流れを自ら把握、管理することで、廃棄物を正しく処理します。
紙のマニフェストもありますが、電子マニフェストもあります。
コブリスについてよくある質問
コブリスに申し込む時の方法について、よく質問があります。
コブリスに申し込むには、コブリスのホームページから申請書を作成します。
コブリスの再生資源利用計画書の入力方法は?
コブリスの計画書を作成する時は、工事の概要や建設資材の利用について報告する必要があります。
その入力方法については、こちらにマニュアルがあります。
コブリスの金額
コブリスの利用金額については、こちらの一覧から確認できます。
https://www.recycle.jacic.or.jp/shinsei/ryokin_8.html#3