労働者名簿 エクセル ダウンロード【無料・様式19号・一覧表形式・ハローワーク・53条・保存期間・記入例】
労働者名簿とは、事業所に必ず備えておくべき帳簿です。
労働者名簿の根拠となる法律は、労働基準法 施行規則 第53条です。
労働者名簿には労働者の名前だけでなく、採用日やそのほか労働者の情報が記載されています。
労働者名簿作成は労働者ではなく、事業者側がします。
労働者名簿を作る時は、webサイトで雛形をダウンロードして作ることもできます。
労働者名簿作成は義務です
労働者名簿は、労働基準法第107条で定めた従業員の氏名や年月日など、さまざまな
情報を記した書類です。
労働者名簿は事業所ごとに作成、保管が義務づけられています。
入社の時一人ひとり作成され、情報が変更されるたびに更新していきます。
どうして常に最新じゃないといけないの?
労働者名簿は、常に最新である必要があります。
というのも、労働者名簿には人事や労務の業務に欠かせない情報が集結しているからです。
社員の通勤に係る交通費の請求、支給の時、通勤経路を確認するために労働者名簿が頼りになります。
人事上の手続きにおいても、労働者名簿が必要になることがあります。
例えば緊急先の連絡先が労働者名簿に書いてありますから、何か緊急のことがあれば労働者名簿が頼りになるのです。
さらに、雇用関係の助成金を申請する際、支給対象となる労働者の情報提示に、労働者名簿が用いられることがあります。
社員を一人でも雇っていれば、会社の規模関係なく労働者名簿は必要です。
会社でなく個人事業主が社員を雇っている場合でも、労働者名簿は必要です。
労働者名簿は法律で義務付けられているため、もし怠った場合は罰金30万円以下となります。
労働者名簿のエクセル版様式を無料ダウンロードする時
労働者名簿を作成する時、雛形があると便利ですね。
雛形のフォームに沿って記入すればいいだけだからです。
労働者名簿の雛形をエクセル版でダウンロードしたい場合、下記からできます。
上記には記入例も出ています。
労働者名簿のイメージがわかない時は、下記の記入例をみるとわかりやすいでしょう。
労働者名簿の様式19号を無料ダウンロードする時
下記のwebサイトからは、労働者名簿の様式19号をpdfあるいはword形式でダウンロードできます。
https://www.rodo.co.jp/application/59197/
労働者名簿を一覧表形式にする時
労働者名簿は、リストのように一覧表形式にしても構いません。
しかし、一人の労働者に対して含めなければいけない項目があります。
1.名前
2.生年月日
3.履歴
4.性別
5.住所
6.業務内容(従業員数30人以上の場合)
7.採用日
8.退職日と理由
労働者名簿の保存期間は?
雇用者は、労働者名簿を3年間保存する義務があります。
労働者名簿は、会社によって重要な書類の一つです。
たとえ社員を解雇しても、それから3年間は保存しておくことを
おすすめします。
終わりに
いかがでしたか?
労働者名簿の存在を初めて知った方も多かったのではないでしょうか。
労働者名簿が直接関係あるのは事業者なので、経営に携わっている人でなければ、知る機会がないかもしれませんね。
基本的に、労働者名簿について社員の方が何か作業することはありません。
しかし、3年間は自分の情報を事業所によって名簿化されているということは覚えておきましょうね。
労働者名簿を作成するのは、従業員を雇っている企業や人にとって必須であり、怠ると罰則があることも忘れてはいけませんね。