算定基礎届【用紙・ダウンロード・統括表・月額変更届・記入例・書き方・とは】
算定基礎届の正式名粗油は、被保険者報酬月額算定基礎届です。
会社が毎年日本年金機構に対して提出する書類です。
社会保険料の計算に必要な手続きで、提出時期が近付くと労務担当者は忙しくなるでしょう。
算定基礎届の手続きに慣れていない担当者だと、最初は難しく感じるかもしれません。
しかし算定基礎届にはフォーマットや記入例もwebサイトに出ているので、参考情報を確認しながら作りやすいでしょう。
ここでは、企業が提出する算定基礎届について詳しく解説していきます。
算定基礎届とは何か
算定基礎届は、ざっくりいうと標準報酬月額を決定するために必要な書類です。
健康保険料や厚生年金保険料の社会保険料は、毎月報酬をランクごとに区別した標準報酬月額によって計算されます。
その計算結果に応じて、その金額が毎月社員の給料から引かれているのです。
標準報酬月額は、賞与や給料、休日手当などを区切りのいい幅で区分したものです。
健康保険では、都道府県ごとに1から50等級、厚生年金保険では1~31等級まで区分されています。
昇給や減給などによって、毎年一定というわけにはいかないでしょう。
だからこそ、毎年一回見直しが必要なのです。
この時決定される報酬額を「定時決定」といいます。
企業にとって年に一度の重要な手続きなんですね。
算定基礎届によって見直された報酬月額は、原則的に9月から翌年8月まで適用されます。
算定基礎届の用紙をダウンロードしたいとき
算定基礎届の提出先は日本年金機構でしたね。
算定基礎届の用紙をダウンロードする時、日本年金機構の公式ページからも
可能です。
https://www.nenkin.go.jp/denshibenri/program/download.html
日本年金機構に対して企業がする書類提出は、算定基礎届だけではありません。
そのため、日本年金機構の公式サイトでは、算定基礎届以外の雛形のダウンロードもできるようにしています。
また、こちらの労務士事務所でも算定基礎届の用紙をダウンロードできます。
http://www.sekine-office.com/download.htm
算定基礎届統括表って何?
算定基礎届と一緒に提出する「算定基礎届統括表」があります。
算定基礎届統括表とは何かというと、算定基礎届に記載している内容を、健康保険組合や
年金事務所が確認するために、事業所の被保険者の現状や報酬など全部まとめた表です。
月額変更届とは?
算定基礎届と似たものに月額変更届があります。
給料に変更があり、これまで支払ってきた金額と変わる場合には、変更届が必要です。それが月額変更届です。
月変(げっぺん)と略して呼ばれることのほうが多いです。
算定基礎届の記入例や書き方について
算定基礎届を初めて作成する場合、記入例や書き方の見本があるとわかりやすいですね。
下記のページが参考になるでしょう。
https://meetsmore.com/services/labor-social-insurance-consultant/media/19790
終わりに
いかがでしたか?
算定基礎届という名称を初めて聞いた方も多かったでしょう。
算定基礎届は社員が提出するものではなく、企業が日本年金機構に対して提出します。
毎年おこなわれる書類提出の一つなので、企業の労務管理担当者にとって、算定基礎届の提出時期はせわしないかもしれません。
算定基礎届の雛形は複数のwebサイトでも紹介されています。
まずは算定基礎届の用紙をダウンロードし、記入例を見ながら作成すると作りやすいでしょう。