委任状【ひな形のダウンロード・自動車・書式の書き方・テンプレート・pdf・代筆・住民票】
市役所で住民票を取得する時や自動車を買う際、本来なら本人が出向かなければなりません。
パスポートの発行や会社の手続きなども、代理人に代行してもらうケースがあります。
ですが、本人が代理人を選定し、自分の代わりに手続きや契約に行ってもらうことができます。
その際に必要なのが、委任状です。
正式な手続きの時には、委任状がなければ受け付けられないことがあるので用意しておきましょう。
重要な書類や、個人情報を扱う手続きの際には、安易に代理人に行かせることはできません。
代理人を行かせるなら委任状がなければいけないのですね。
委任者が指定した代理人は、本人同様の権限を持ちます。
そのため、重要な会議では本人の代わりに議決権を行使しますし、契約の締結も代理人ができます。
ですが、責任の所在は本人です。
たとえ代理人がした行為で責任が生じた場合でも、代理人は責任をとらなくていいのです。
責任をとるのは委任者です。
こうしたことからも、代理人を選定し、手続きや契約をしてもらう際には注意が必要なのです。
代理人は誰でもいいわけでなく、信頼できる人が前提です。
このようなことからも、身内が代理人として選ばれるケースも多いですよ。
委任状のひな形のダウンロード
委任状は、テンプレートを使って作ることもできます。
自分で書式を一から考えるのは大変ですが、ひな形を使えば早いでしょう。
下記はpdf版のテンプレートです。
https://www.mlit.go.jp/common/001287982.pdf
印刷すればすぐ記入できます。
大まかな形は出来上がっているため、あとは自分で必要な情報を記入すればいいだけですね。
委任状の中身を制作するのは、基本的に本人です。
代理人が書くわけではありません。
委任者と代理人の名前と住所も、委任者本人が書きます。
委任状は代筆してもらっていいの?
委任者が自分で文字が書けないなどの事情があれば、代筆できるでしょうか?
高齢者や障害を持つ方が本人なら、代筆もやむをえないように感じます。
結論からいうと、どうしてもという理由があれば代筆可能です。
ただ、代筆しなければならない事情や、代筆者の名前や本人の了承が必要です。
そのことは委任状の中にも記しておきます。
本人から了解を得たことが証明できるように、委任者の印鑑が必要です。
委任状は、基本的には本人が書くものです。
そのため、病気で指が動かせない、障害があって字が書けないなどの深刻な理由がない限り、代筆は避けたほうがいいでしょう。
委任状の書式の書き方
委任状には、次の項目を含めて書きます。
- 委任者と代理人の住所、名前
- 委任する内容
- 委任状の作成日
委任状の用紙について
委任状というと正式な書類で、委任状用の紙に書かなければいけない気がしますね。
ですが、実際は便せんでもコピー用紙でもいいのです。
紙であれば何でもいいといっていいくらい、委任状の用紙については規定が緩いです。
ワード版のテンプレートなどだと、パソコンで入力ができてしまいますが、手書きでなければいけません。
基本的には、委任する本人が手書きするのが規則です。
鉛筆ではなく、黒または青色のボールペン、サインペンで記入します。
もし市役所でする手続きを代理人にしてもらう時は、その市役所のホームページをご覧になりましょう。
委任状の書き方や、使う用紙についてなど、詳しいことが記載されています。
市役所の委任状についての説明を参考に、委任状を書けば間違いないですね。委任状のフォームも、たいてい市役所のホームページでからダウンロードできるでしょう。