登記事項証明書【とは・オンライン・取り方・申請書・手数料・交付申請書・履歴書事項全部証明書・違い】
2008年、全国の登記簿の情報が電子化されました。
これにより、登記の記録をpcからも気軽に印刷できるようになったんですね。
その印刷したものを登記事項証明書として配布しているのです。
かつては縦書きで記入した部分もあり、読みにくいこともありました。
ですが、電子化い伴いそのような課題もクリアとなり、大変読みやすくなったのです。
登記謄本といえば、不動産関係の人でなければ取得できませんでした。
しかし、オンライン化によって現在は全国の登記事項証明書をどの法務局でも交付できるようになりました。
例えば、横浜市の不動産の登記情報を、東京都で発行、取得できるのです。
登記情報が電子化されたことにより、気軽に登記事項証明書を発行できるようになりました。
登記事項証明書はオンライン請求できる
登記情報がオンライン化されているため、登記事項証明書を得るにもオンライン請求で済みます。
もしオンライン請求して法務局の窓口で受け取る場合、手数料は480円かかります。
オンライン請求により、登記事項証明書を郵送してもらう場合は手数料が1通あたり500円かかります。
国の法務局の窓口で申請する場合、手数料は600円かかるので気を付けましょう。
オンライン請求は法務局のホームページから
登記事項証明書をオンライン請求する場合、法務局のホームページをご覧になれば確認できるでしょう。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji73.html
登記事項証明書の取り方は、一般的には登記所に申請し、取得します。
法務局のほかにも
- 出張所
- 支局
などで取れるでしょう。
pcを使えば家からオンライン申請ももちろんできます。
履歴書事項全部証明書
登記事項証明書には、履歴書事項全部証明書というのがあります。
履歴書事項全部証明書は、過去の変更履歴も含めて全部記載している登記記録です。
登記謄本の取得というと、履歴書事項全部証明書を指す場合が多いです。
マンションなどの共同住宅の場合、専有部分だけにチェックを入れれば不要な情報まで証明書に上がってきてしまいます。
一部事項証明書として、交付申請書を申請することも可能です。
欲しい情報が決まっていれば、本当に必要な部分だけにチェックし、一部事項証明書を
取り寄せると無駄がないですね。
登記事項証明書と登記簿謄本の違いは?
登記事項証明書と登記簿謄本は同じものかと考える人もいるでしょう。
登記事項証明書は確かに、かつて登記簿謄本と呼ばれていました。
昔の登記簿謄本が、「登記事項証明書」という名称に変わったと認識することもできますが、微妙に違う点があるんです。
不動産の登記簿事項は昔、登記簿という名前の帳簿に記載されていました。
謄本は、帳簿をコピーしたものです。
現代はpcなどで電子化できるため、謄本とはいいません。
帳簿ではないからですね。
このため、登記簿謄本という名称は使えない!ということになり、登記事項証明書になったのです。
もしご年配の方が登記簿謄本の申請がしたいといっていたら、それは登記事項証明書の申請を意味しています。
もしネット操作が苦手な場合は、登記事項証明書をオンライン申請するといっても
難しいでしょう。
そんな時は、登記所に電話で問い合わせてもOKです。
その際は、あなたのお住いの地域についても聞かれるので
あらかじめ用意しておきましょうね。
登記事項証明書の申請を出す法務局や
登記事項証明書の見方がわからなければ、不動産会社に相談するのでもいいです。
終わりに
いかがでしたか?
登記簿謄本は、登記事項証明書のことです。
申請先は法務局や出張所などです。オンライン申請もできるので、郵送や窓口ですぐ受け取りたい場合は参考にしてくださいね。